ライブのライブ性ってなんだろう?


ANIMAX MUSIX 2012に行ってきました。アニソングランプリはなれこれ言われているようですが,ライブ自体は満足できました。


ただ,最近,声優のイベントにも遊びに行ったり舞台挨拶に行ったりもしてみて,思うことがあります。


ライブの意味ってライブであることの価値ってなんだろう?


席が悪ければはっきり言って何も見えません。スクリーンに映るのを観るだけならテレビで観るのと変わりません。


席が悪ければ地声なんて聞こえません。機械を通したマイク経由の声なんて,テレビで視聴するのと同じです。


でも,ライブに行きたい,と思うわけです。では,ライブの価値ってどこにあるのでしょうか。


正直,この問題の答えはまだ身にしみて理解できておりません。


1つの仮説が,よく言われる会場の一体感。


確かに,一体感は形容しがたい高揚感がある。


ツイッターももちろん,同時性があるから一体感が生まれることは分かる。


バルスってみんなで言う一体感。お祭り騒ぎ,これは気持ちよい。


ただ,この一体感は視覚的効果しかない。音や振動や熱で伝わる一体感はそこにはない。


ライブの一体感とは,多くの器官を通じて受け取れる高揚感だと思う。


生の姿が見えること,生の声が聴けること,もちろん,ここにも価値がある。


価値はあるけど,たぶん,オプションであることが多い(席が間近の場合はメインの価値にもなり得る)。


席に関係なくライブに必ずある価値と言えば,一体感では無かろうか,お祭り騒ぎを現場で体感する価値である。


コンサートのように静かに聴く,というものではない。


ただ,この仮説は単純な声優イベントにも当てはまるのかは若干疑問である。


私が参加したことのある声優のイベントは,いまのところ,ライブ一体感,双方向性があったので


一応この仮説が成立しそうだとは考えています。




んー,それにしても,May'nちゃんが歌う水樹奈々さん,堪らないっす。


KOTOKOさんと,栗林みな実さんもよかったなー。みっちーもパフォーマンス力あった。


春奈るなさんのぶれないっぷりも感心。


横アリ全体をノリのいいカラオケ会場にしてくれて,本当に愉しかった。そこが醍醐味だった。


大人の事情でどことなく汚された感じになってしまうのが残念でならない。